四日市法人会で「初級複式簿記講座」の講師を勤めました
7/6.7.8.13.14.15の6日間、四日市法人会主催の「初級複式簿記講座」の講師を務めました。
昨年はコロナウイルスの影響で中止になってしまいましたが、
今年は定員を減らして無事開催することが出来ました。
1日3時間、計18時間という短期間で簿記3級のテキストを1冊解説するというハードなスケジュールでしたが、受講生の皆さんは熱心にお話を聞いてくださって、私自身とても楽しく講義をさせて頂きました。
簿記の目的は、貸借対照表及び損益計算書を作成する事です。
けれど作成出来たら、よし、終わり!ではなくて。
作成して、そこからどれだけたくさんのことを読み取って、経営に活かしていけるか。
それが大切な事なんだと、伝わったらいいなぁと思いながら講義しました。
また、税理士の私がする簿記講座ですから、税金のお話も交えながら進めさせて頂きました。
皆さんの給料からどの様な税金が天引きされているのか、
消費者から預かる消費税はどの様にして税務署へ納税されるのか、
四日市市の税収は何税が多くて、どうしてその税金収入が多いのか、
世界の税制、税率の比較、 などなど。
日本では、企業に勤めていると会社が代わりに計算(年末調整)して、会社が納税(源泉徴収)してくれる仕組みになっています。
そして多くの税金が、国や地方団体が税額を計算して納付書を送ってくるシステムです。
(賦課課税方式)
その為か、税金について学ぶ機会も少ないですし、学んで来なかった為に難しいものだと思い込んでしまっている方も多いように思います。
講座を受講された方々が少しでも税金について身近に感じ、その税金がどの様に使われているのか興味を持って頂けたら嬉しいです。
また、消費税については2023年に始まるインボイス制度についても触れさせて頂きました。
もうずいぶん前から導入されることは決まっているのですが、聞いてみるとまだまだ認知度が低いよう。
こちらの改正は消費税の納税義務者はもちろんの事、免税事業者の皆さんにも関係があるお話なので、
ぜひもっと認知されて欲しいなと感じています。
2023年に納税義務者となっているかどうかは、今の事業年度が影響してくるので今から対策を考えていく必要があると思います。
と、簿記3級の内容から少し脱線もしましたが…
楽しくお話しさせて頂きました。
6日間、ありがとうございました!
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